プログラマーでありウェブデザイナーである私の悩みはずばり「肩こり」。肩こりだけであれば良いのですが、症状が最悪な時代は「手首、左手小指の痛み・痺れ」にも悩まされていました。

そんなことも有って、ある日思い切って「東プレ REALFORCE108UBK」というキーボードを買いました。今回はそのキーボードのレビューをしたいと思います。

そもそもなぜ左手小指が痺れるかというと、「Ctrlキー(コントロールキー)」を一日になんども押すからです。コントロールキーはちょうど左手小指の場所にあるキーなのですが、Shiftキーなどもかなりの頻度で押すキーであり、やはり配置は左手小指の場所。

日常的に毎日かなりの時間をキーボードを打って過ごすということもありますので、症状の改善のために大枚はたいてキーボードを買いました・・・。

目次

静電容量無接点方式!?

東プレのリアルフォースは「静電容量無接点方式」という方式を利用したスイッチが使われているのですが、この「静電容量無接点方式」というのはどうやら「機械接点が無い」という仕組みだそうで、キーボードにはいろいろな種類があるのですが、その中でもちょっと特殊なうち心地です。

高級なキーボードでは「メカニカル式」という仕組みのキーが使われているのですが、これらは非常に押し心地が良く、キーを打つと盛大に「カチ!カチ!」という元気の良い音がします。

メカニカル式は「俺、今キーを打ってる!」という実感が強く、打ち心地も非常に心地よいのですが、問題はその音。

静電容量無接点方式のキーは「音が小さい」とは言えませんが、メカニカル式に比べればまだ音が小さいです。音はそこまで大きくは無いですが、「カチカチ」ときちんとキーが押されている感じやその音は、以前利用していた安物キーボードでは味わえない高級感。

ちなみに他にはノートPCなどでよく利用される「メンブレン式」と「パンタグラフ式」があります。これらは低価格ですが、やはりメカニカル式や「静電容量無接点方式」に比べればうち心地に高級感がありません。

またリアルフォースの素晴らしい点は「キーが軽く打たれただけでも確実に文字が入力される点」だと思います。だいぶ文字の打ち損じが減りました。

変荷重!!

なんと私が買ったキーボード「東プレ REALFORCE108UBK」はキーによって押す重さが異なる「変荷重」です。前述の「左手小指のしびれ」に対してこれはとても効果的でした。

何故かと言うと、「小指などの力が弱いところのキーの荷重が軽い」という設計なのです!おかげ様で、手首の痛みや左手小指の痛み・痺れは気づいたら完全になくなっていました。

これはハードにキーボードを打っている方にはぜひともおすすめしたい仕様です。なんせ慢性疾患が治ってしまうくらいなのですから・・・。

※ちなみにRealForceでも変荷重では無い、全て同じ荷重のキーボードも有りますのでご注意下さい。

デメリットその1:値段が高いぞ!

私はヨドバシカメラで購入したのですが、確か2万円くらいしました。キーボード一つに二万円払うのはアホ臭い感じがしますけれども、一日に打つ文字数が尋常ではありませんのでプロの道具としては別にそこまで高いとは思いませんでした。

しかしそこまでキーを打つ機会が無い人にとってはただの高級品かも知れません。まだ一年程度しか利用していないので耐久性については何も言えないのですが、何度もキーボードを買い換えるくらいであれば、長く使うつもりであればそこまで高い買い物では無いかもしれませんね。

デメリットその2:変荷重は人によってはデメリット

タイピングのポジションがマニアックな方にとって、変荷重はただのデメリットだと思います。

なにせ力の強い指、力の弱い指の場所によって荷重が変わるのですから、両手一刺し指でタイピングする人や、ホームポジションがおかしいタイピングをする方にとってはありがた迷惑でしょう。

正直、僕も購入してからは若干違和感を感じました。一ヶ月くらいすると全くもって気にならなくはなりましたけれど。

デメリットその3:他のキーボードでは満足できなくなる

一番のデメリットはコレだと思います。ノートPCなどでは割り切るしか無いのですが、他のPCに触れた時、キーボード操作を行った時にとても操作がしづらく感じてしまいます。

打っている最中に指がだるくなる、そんな感じですね。

サブのPCのキーボードを触った時にとてもがっかりし、とても打ちづらいと感じてしまいました。他人のPCでも同様ですね。

最後に

なんだか昔に比べて肩こりが重症化しづらくなった印象があります。豆にストレッチなどもしているため、その効果も関係している可能性がありますが、キーボードの影響もあなどれないのではないかと感じています。

PCでハードワークする方には迷わずおすすめしたい逸品ですので、もし手首や指などに慢性的な疾患を抱えている方はぜひともリアルフォースを導入してみてはいかがでしょうか?