いろんな人がいる中で「おしゃべりなひと」というのがいるわけです。もちろん「無口なひと」というのもいるわけです。
結構「言葉」の扱いって大変じゃありませんか?
よく思うのは「言葉重視」の人って、結構「言葉だけ」だったりするんですよ。
で、私が大切にしていることって言葉以上に「行動」ですね。
なんかモヤモヤしているので、言葉の取扱について考えていきたいと思います。
目次
下手すると言葉は速攻嘘になります
人間が気をつけなければならないことってたくさん有るんですが、その中でも「嘘つき」にならないように気をつけるべきだと思います。
ブッダの教えの基本「五戒」にも「嘘をついてはならない」が入っています。
1.不殺生戒
2.不偸盗戒
3.不邪淫戒
4.不妄語戒
5.不飲酒戒
言葉に偏りすぎると、嘘を付くことになってしまうと思うんですよ。
で、嘘を付きたいと思っていないのにかかわらず、嘘をついてしまうのは人間にはよくあることなんですね。
例えば「起業したい」と言ったとします。周囲はいつするのかいつするのかと待てど待てどその人は起業しません。
そうなると「うそやん!」と周囲の人々はツッコミを入れたくなるのですね。
または「明日から頑張る!」と子供が言うとします。でも翌日もゲームばかりで教科書を開く素振りが有りません。
はい、これももちろん嘘になる訳です。
何が言いたいかと言うと、「行動が伴わない言葉はほとんど嘘である」ということです。
こういった例はいくらでも出てくるんですけれども、それはやはり「言葉」を軽く見ているという原因もありますし、行動の重要性をさほど理解出来ていないということも原因の一つでしょう。
私も嘘つきになってしまっている事も有るかとは思うのですが、反面言ったことをやらない、約束を破る人を見てしまうと「うわぁ、フカシ野郎だなー」って思ってしまいます。
嘘つきは「信用・信頼」が獲得できない
信用や信頼が無くてはならないのは「ビジネスの世界」だと思います。
そもそもお金って「価値・信頼」の証明書ですので、ビジネスの世界において、実は守るべきは「金」よりも「信頼」だと思っています。
脱線しますが、ビジネスの世界で調子よく覇道を突き進む人っているんですけれど、そういう人に限って同じスピードで転落していったりするもんなんですよ。
変な話ですけれど、ビジネスって最初は嘘つきな方が絶対に儲かります。で、覇道を行く人って「嘘も方便」みたいなところがあるんです。それで最後は信頼を失って転落、みたいなのがよくある話ですかね。
例えば「業績をサバ読む」ですとか「絶対誰でも簡単に儲かる」とか、そういう事をした事がある人って多いんじゃないかと思いますよ。
そういう「過剰なサバ読み」ってどこにでもあって「月収100万ブロガー」とか言ってる人のブログが6記事しか無いというのを最近見ちゃったんですけれど、これはやっぱり「嘘ついた方が有利」みたいな考え方だと思うんですよね。
セブンイレブンの社長だって「我が社の弁当は手作り!」とか嘘を付き始めているので、やはり嘘は方便だと思うこともありますが、そんなしゃあない嘘を付いた翌年は珍しく収益を下げてましたのでやっぱり嘘は良くないんですよ。
やっぱりビジネスの世界で嘘はいけません。例えば「今月末納期で行けます!」と言ったは良いけど、納期に遅れてしまった。
これは嘘つきです。信頼を損なう行為です。
ですのでやっぱり嘘は良くないです。行動をきちんとしなくてはなりません。
嘘つきは「生き地獄」
実際のところ、人間は本当は無口な方が良いと思うんですよ。だっておしゃべりだと調子の良い事言っちゃってたりするじゃないですか。
もちろん商談の中で「自信が有ります」とか私も言う時有るんですけれど、「言っちまったからやるしかねえ!」って若い時なんてよく思ってましたよ。
で、そこで「よし決まった。後はトンズラするだけだぜ」くらいに思っている人の方がたくさん儲かるのかもしれません。
言ってみれば言葉なんて信じるに値しない事がとても多いわけです。信じるって結構エネルギーが必要な作業です。
しかし嘘つきはあんまり幸せではありません。
嘘つきほど「他人を信頼出来ない」って思いませんか?
だって、自分も嘘つきってことは他人だって嘘つきとしか思えませんよね。「俺も嘘つくんだし、誰だって嘘を付くよな」って考えるに決まってます。
事実、嘘つきは本当に他人も嘘を付いていると思って生きています。そんな世界は信じるに耐えません。地獄みたいなもんじゃないでしょうかね。
嘘をつかない、もしくは嘘をつかないように気をつけている人は「俺はうそつかない様に努力してるから、信頼しても良い人間っていうのはどこかにはいるんだよな」って思っているはずです。
どちらの世界を生きるのが素敵なのかは一目瞭然です。
やっぱり行動が大切
宣言には色々とあって、よくあるのが「起業宣言」とかなんですけれど、コレ本当に宣言したら明日にでも会社辞めたほうが良いですよ。
私は別に宣言せずに、さっと起業しましたけどね。もちろん一年目は赤字ですし、超大変でしたけどなんとか7年めです。
「言葉を信じてくれる人がいるから仕事がある」と思うんですよ。口約束ですら、証拠の立証は難しいですが、法的には契約なのです。
ですので、約束は守らなければならない。それが出来ない場合は「嘘つき」になってしまう。
嘘つきは信用なりません。嘘がバレてしまっても、自分を知らない人しかいない街に行けば良い、なんて考えて良いのは若者だけで、色々なものを積み上げて行くには「嘘をつかないこと」はとっても大切だと思います。
最後に
なんども言いますけれど、「お金=信頼・価値」である事は間違いありません。
信用という漢字を分解すると「人の言う事を用いる」となります。
言ってみれば「言うことの信頼出来ない人は用いられない」という事になりませんか?
ですのでやっぱり言葉は大切につかうべきです。
寡黙な人にとっては簡単かもしれませんが、お喋りな人は本当に気をつけたほうが良いですね。